こんにちは味噌人です。
今日は藤井聡太七段が挑戦中の『王位戦』について説明したいと思います!!
現在将棋ファンのみならず広く世間の注目が集まっている高い棋戦ですので、是非ご覧ください
Contents
王位戦とは?
王位戦とは将棋界8大タイトル戦のひとつです。
タイトルの序列は4番目。
主催は北海道新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の5紙です。
タイトル戦七番勝負二日制で行われ、勝者は『王位』のタイトル称号を得ます。
2020年7月現在のタイトル保持者は木村一基王位。
賞金額・対局料
王位戦の賞金額・対局料は正式に発表されているわけではありませんが
優勝賞金(対局料含む):1000~1200万円
程度と想定されます。
詳しくは別の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
開催時期
王位戦七番勝負は毎年7~9月に実施されます。
コロナウイルスの影響が心配された2020年度も例年通りのスケジュールで開催されそうです。
七番勝負の概要
王位戦七番勝負は二日制で持ち時間は各8時間とタイトル戦の中では名人戦に次いで二番目に長い持ち時間による対局(竜王戦、王将戦も同じ持ち時間)となります。
王位リーグ
王位戦の一番の特徴は若手が活躍しやすい予選システムと挑戦者決定リーグである通称『王位リーグ』にあります!!
予選システム
予選はイロハニホヘトの計8組に分けられ、各組の優勝者1名が挑戦者決定リーグである『王位リーグ』に進むことができます。
他の棋戦では、タイトルホルダーやA級棋士は下位予選が免除される場合が多いですが、王位戦ではこのような上位棋士シードがほとんどありません。
前年度の王位リーグで上位4名の成績を残した棋士は王位リーグに残留できますが、それを除けばタイトルホルダーであっても予選2回戦までには登場するため、予選段階での番狂わせが他棋戦より起こり易く、若手の活躍や王位戦以外ではあまり上位に進出しない棋士のリーグ入りなどが多いことで知られます。
王位リーグ
王位リーグは将棋界で最も参加者の多い挑戦者決定リーグ戦です。
名人位への挑戦者を決めるA級順位戦が9名、王将位への挑戦者を決める王将リーグが6名のところ、シード4名(前期七番勝負の敗者、挑戦者決定リーグの成績が2位以上の者)と、イロハニホヘト各組の優勝者8名の計12名が、6名ずつ紅白2つのリーグに分かれ、総当たりのリーグ戦を行い、紅組・白組の優勝者を決めます。
そして挑戦者決定戦として紅白それぞれのリーグの優勝者同士で1局のみ対局し、その勝者が挑戦者となります。
毎年フレッシュな顔ぶれがそろうリーグ戦ですので、リーグ入りを果たした棋士の名前を追うだけでも面白いのではないでしょうか。
王位戦の歴代記録・永世王位
永世王位
永世称号は「永世王位」で王位を通算10期もしくは連続5期以上保持した棋士に与えられます。
王将に次いで厳しい条件(王将戦は通算10期のみ)ということもあり、永世王位称号の資格保持者はこれまでに3名。
永世称号の獲得順に並べると
- 大山康晴
- 中原誠
- 羽生善治
と歴代タイトル獲得数トップ3が居並びます。
基本的に永世称号は現役引退後に名乗ることとなるため、羽生善治九段が名乗ることはまだありません。
しかし、中原誠十六世名人は60歳になった年度で現役でありながら永世王位を名乗っているため、羽生善治九段もいつか名乗る可能性があるかもしれませんね。
王位在位期間
王位在位期間トップ5は以下のとおり
- 羽生善治:18期
- 大山康晴:12期
- 中原誠:8期
- 谷川浩司:6期
- 深浦康市:3期
- 高橋道雄:3期
羽生九段がダントツですね!!
その他の記録
【最年少獲得】郷田真隆九段:21歳
【最年少挑戦】藤井聡太七段:17歳
【最年長獲得】大山康晴十五世名人:48歳
【連続獲得】大山康晴十五世名人:12連覇
藤井聡太七段が最年少獲得記録を更新できるかに注目です!!
まとめ
- 王位戦は将棋8大タイトルの1つ
- 賞金額は想定『1000~1200万円』
- 若手が活躍しやすい王位リーグが熱い
- 藤井聡太七段がタイトル奪取できるかが注目!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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それでは、また次の記事でお会いしましょう!