こんにちは味噌人です。
今日は『王座戦』について説明したいと思います!!
是非ご覧ください
Contents
王座戦とは?
王座戦とは将棋界8大タイトル戦のひとつです。
王座戦は1983年にタイトル戦となったばかりの比較的新しい棋戦で、前身は「世代別対抗将棋戦」という一般棋戦でした。
タイトルの序列は5番目。
主催は日本経済新聞社。
タイトル戦は五番勝負1日制で行われ、勝者は『王座』のタイトル称号を得ます。
2020年7月現在のタイトル保持者は永瀬拓矢王座(叡王)。
賞金額・対局料
王座戦の賞金額・対局料は正式に発表されているわけではありませんが
優勝賞金(対局料含む):1000~1200万円
程度と想定されます。
詳しくは別の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
開催時期
王座戦七番勝負は毎年9~10月に実施されます。
コロナウイルスの影響が心配された2020年度も例年通りのスケジュールで開催されそうです。
七番勝負の概要
王座戦五番勝負は1日制で持ち時間は各5時間となります。
またチェスクロック方式(1分未満の端数を切り捨て、終局が早くなる制度)が用いられる唯一のタイトル戦でもあります。
予選・挑戦者決定戦方式
王座戦の挑戦者決定までの流れは極めてシンプルで、一次予選・二次予選・挑戦者決定トーナメントの3段階で挑戦者を決定し、王座と挑戦者が五番勝負を行るシステムをなっています。
挑戦者決定トーナメントへのシードも前期挑戦者決定トーナメントベスト4以上(前期王座が敗れた場合を含む)およびタイトル保持者と実力者が揃う方式となっており、まぎれが少ない棋戦といえます。
一次予選
シード者以外の順位戦C級1組以下の棋士(永世称号者を除く)と、女流棋士4名によりトーナメント形式で行われ、6名が二次予選に進出します。
二次予選
一次予選の勝ち抜き者6名と、シード者以外の棋士によりトーナメント形式で行われます。
挑戦者決定トーナメント
二次予選の勝ち抜き者とシード者の計16名によるトーナメントを行います。トーナメントの勝者が王座と五番勝負を戦うこととなります。
王座戦の歴代記録・名誉王座
名誉王座
永世称号は「名誉王座」で王座を通算10期もしくは連続5期以上保持した棋士に与えられます。
将棋界では唯一『永世』ではなく『名誉』という称号を用いているのが特徴ですね。
比較的新しい棋戦であり、羽生九段の代名詞となるほど長期政権が築かれていたことから永世称号獲得者は2人と少ないです。
永世称号の獲得順に並べると
- 中原誠
- 羽生善治
となります。
基本的に永世称号は現役引退後に名乗ることとなるため、羽生善治九段が名乗ることはまだありません。
王座在位期間
王座戦はタイトル戦になってからほぼ羽生九段がタイトル保持者であったことから2期以上在位した棋士は2名しかいません。
これまでの全王座在位者は以下のとおり
- 羽生善治:24期
- 中原誠:5期
- 谷川浩司:1期
- 渡辺明:1期
- 中村太地:1期
- 福崎文吾:1期
- 塚田泰明:1期
- 斎藤慎太郎:1期
- 永瀬拓矢:1期(現タイトルホルダー)
羽生九段が異次元の強さを見せていた棋戦であるため全在位者をあげても10名に満たない状況ですが、1期以下で棋士が横一線ですので次に名誉王座を獲得するのが誰になるのか注目ですね。
その他の記録
【最年少獲得】羽生善治九段:21歳
【最年少挑戦】渡辺明三冠:19歳
【最年長獲得】羽生善治九段:46歳
【連続獲得】羽生善治九段:19連覇
いつか19連覇という異次元の記録を打ち破る棋士がでるでしょうか??
まとめ
- 王座戦は将棋8大タイトルの1つ
- 賞金額は想定『1000~1200万円』
- 羽生九段が計24期、連続19期という前人未踏の記録を打ち立てた棋戦
- 藤井聡太七段がタイトル奪取できるかが注目!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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それでは、また次の記事でお会いしましょう!