こんにちは味噌人です。
皆さんは人気将棋棋士といえば誰が思い浮かびますか?
どの業界に置いても、プロとして活動している以上、ファンからの人気は重要な指標です。それは実績や強さが第一の将棋界においても変わりません。
現役タイトルホルダーが人気なのか、数々の実績を積み重ねたレジェンドが人気なのか、それとも強烈な個性の持ち主が人気なのか、やっぱりカッコイイ若手が人気なのか…今日の記事はそんな疑問にお答えしたいと思います!
ということで、今回は2019年12月にTwitter上で行った『将棋棋士人気ランキング2019』の11位以降を紹介します。
気になる将棋棋士の順位をどうぞご覧ください!!
Contents
- 1 人気ランキング
- 1.1 11位(前年10位⤵) 糸谷哲郎八段
- 1.2 12位(前年12位→) 永瀬拓矢二冠
- 1.3 13位(前年7位⤵) 佐藤康光九段
- 1.4 14位(前年19位⤴) 谷川浩司九段
- 1.5 15位(前年22位⤴) 久保利明九段
- 1.6 15位(前年13位⤵) 高見泰地七段
- 1.7 17位(前年28位⤴) 広瀬章人八段
- 1.8 18位(前年17位⤵) 中村太地七段
- 1.9 19位(前年18位⤵) 郷田真隆九段
- 1.10 20位(前年16位⤵) 深浦康市九段
- 1.11 21位(前年36位⤴) 澤田真吾六段
- 1.12 22位(前年21位⤵) 米長邦雄永世棋聖
- 1.13 22位(前年20位⤵) 森内俊之九段
- 1.14 24位(前年48位⤴) 加藤一二三九段
- 1.15 25位(前年35位⤴) 鈴木大介最強位
- 1.16 26位(前年47位⤴) 丸山忠久九段
- 1.17 27位(前年42位⤴) 戸辺誠七段
- 1.18 28位(前年69位⤴) 山本博志四段
- 1.19 29位(前年55位⤴) 先崎学九段
- 1.20 29位(前年51位⤴) 佐々木大地五段
- 2 ランキングの方法
- 3 ランキング結果一覧
- 4 まとめ
人気ランキング
11位(前年10位⤵) 糸谷哲郎八段
若くして竜王位を獲得した異色の天才棋士。
プロ入り後に国立大阪大学へ進学、大学では哲学を専攻し修士号も取得されています。現在も哲学に関する書籍の出版やイベントへの出演など哲学への情熱は薄れていない模様ですね。
その他にも「ポケモントレーナー」「DJ」「スイーツ批評」など様々な分野に進出しており、その多彩さは将棋界屈指といえますね。
12位(前年12位→) 永瀬拓矢二冠
軍曹のあだ名を持つ将棋を誰よりも愛する漢。
将棋の気分転換のために早指し将棋をする、将棋の息抜きのために将棋連盟で将棋部を立ち上げようとする、理想の将棋は終わらない将棋など、その将棋への情熱は棋界随一です。
2019年度は初タイトルとなる叡王を奪取、続いて同じく若手の斎藤慎太郎王座(当時)を破っての王座獲得と大ブレイクを果たしました。
ニコニコ動画では4階級特進で中尉称号を得た永瀬二冠。
タイトル一つで2階級上がるとすれば、いつか元帥になれる姿も見られそうですね!!
13位(前年7位⤵) 佐藤康光九段
現将棋連盟会長にして永世棋聖の資格を有する羽生世代を代表する大棋士。
若い頃は正統派の居飛車党で、「緻密流」「1秒間に1億と3手読む男」と称される読みの深さを武器に羽生九段と鎬を削ってきましたが、徐々に棋風をモデルチェンジし、現在はその名局集が「棋書」ならぬ「奇書」、「魔道書」と呼ばれるほど奔放な指しまわしを得意とする力戦派へと変貌しました。
昨年度から大きく順位を落とす結果となりましたが、会長職にありながらA級棋士でもある佐藤九段の活躍を期待したいですね。
14位(前年19位⤴) 谷川浩司九段
光速流の異名を有し、二人目の中学生棋士にして、史上最年少名人の記録を持つ十七世名人資格者。
現在も第一線で活躍されていますが、現在B級1組で降級候補となるなど苦しい状態が続いています。
なんとか調子を持ち直しB級1組残留、そして将来的には大山康晴15世名人の通算勝利記録を抜いて欲しい所です。
15位(前年22位⤴) 久保利明九段
「捌きのアーティスト」の異名を持つ、振り飛車党総帥。
向かい、三間、四間、中飛車と多彩な振り飛車から、華麗な駒捌きで盤上狭しと躍動する将棋は、見るものを魅了します。
今年はA級順位戦で降級候補となるなど苦しい戦いを強いられていますが、数少ない振り飛車党としてタイトル戦線で頑張ってほしい棋士ですね。
15位(前年13位⤵) 高見泰地七段
叡王ドリームにより飛躍的に知名度と人気をあげた若き俊英。
その明るい性格とは裏腹に将棋においては勝負師タイプで、時間攻めや勝負手により局面を複雑にし相手の感覚を狂わせ、巧みに勝利を拾うスタイルは妖術とも呼ばれています。
2019年は叡王のタイトルこそ失いましたが、地道な普及活動やファンを大切にする姿勢が人気を呼び、昨年度とほぼ変わらない順位となりました。
今後の活躍とともに、トップ10入りが期待される俊英です。
17位(前年28位⤴) 広瀬章人八段
23歳の若さで振り飛車穴熊を原動力に王位を獲得した天才棋士。
近年、心機一転居飛車党に転向し、2018年度には圧倒的な終盤力により竜王位を獲得し再ブレイクを遂げた事で順位も大幅にアップ。
2019年は豊島竜王・名人にタイトルを奪われましたが、王将への挑戦権を得ており今後に期待ですね。
18位(前年17位⤵) 中村太地七段
将棋フォーカスの司会も務めた東のイケメン王子。
今も将棋フォーカス司会を務める乃木坂46向井葉月さんの師匠を務めるなど、NHKと言えば中村七段というほどの信頼を得ています。
普及活動にも非常に力を入れており、関東近郊の将棋イベントに参加すると3回に1回は会えるはずです(体感)。
現在調子を落としており、B級2組でも苦戦するなど厳しい一年とっていますが、今年は飛躍を期待したいですね。
19位(前年18位⤵) 郷田真隆九段
羽生世代を代表する棋士の一人であり、その妥協しない指し手は「格調高い」と評される居飛車本格派。
熱狂的なプロレスファンでもあり、プロレス雑誌からインタビューを受けた際には、盤面に向かう時とはまた違った表情を見せてくれるので、ファンならずとも必見です。
ちなみに四段でのタイトル獲得という、システム上今後破られることのない記録も持っています。
20位(前年16位⤵) 深浦康市九段
地球代表コピペで有名なポスト羽生世代の一人。
羽生九段への深すぎる愛から、タイトル戦番勝負を恋愛に例えたことから「恋愛流」と評されることも。
名勝負製造機として有名であり、どんなに劣勢になっても粘りに粘り勝利をもぎ取る暑苦しすぎるまでの棋風は、多くの将棋ファンを虜にしています。
21位(前年36位⤴) 澤田真吾六段
昨年度から大幅に順位をあげた澤田六段。
その涼やかな容貌から女性ファンが多いですね!!
22位(前年21位⤵) 米長邦雄永世棋聖
「泥沼流」を駆使し、名人位や永世棋聖など19期のタイトルを獲得した昭和を代表する大棋士。
性格は豪放磊落。批判や非難などを意に介さず、自らの考えを率直に実行に移すそのスタイルは、良くも悪くも将棋界に大きな影響を与えました。
LPSA問題など負の側面も多いですが、将棋連盟会長として電王戦を開催し、ネットとの親和性を高めたことは、現在の将棋ブームの礎となっています。
22位(前年20位⤵) 森内俊之九段
羽生世代を代表する棋士であり、十八世名人資格者。
鉄板流と称される手厚い棋風により羽生九段と数々の名勝負を繰り広げ、森内VS羽生の名人戦は長らく春の風物詩として多くの将棋ファンを楽しませてくれました。
フリークラス宣言により第一線から退いた感がありますが、ソフト研究を取り入れ再び将棋に力を入れるとの発言もあり、復活に期待が集まります。
24位(前年48位⤴) 加藤一二三九段
将棋界のレジェンドでありながらアイドルでもある『ひふみん』が昨年度から順位を大幅にアップです!!
25位(前年35位⤴) 鈴木大介最強位
現在将棋連盟の理事を務める鈴木九段。
2019年は将棋の面でも絶好調でしたが、それ以上に麻雀界の最高峰タイトルである最強位を獲得が世間の注目を集めました!!
26位(前年47位⤴) 丸山忠久九段
名人経験者である丸山九段が前年から大幅に順位アップ。
27位(前年42位⤴) 戸辺誠七段
『戸辺攻め』という強烈な攻め棋風が人気な戸辺七段。
将棋大使である伊藤かりんさんの師匠としても有名ですね!!
28位(前年69位⤴) 山本博志四段
ノーマル三間飛車の申し子が大幅に順位アップ。
29位(前年55位⤴) 先崎学九段
『うつ病九段』が世間の話題を呼んだ先崎九段が前年から大幅に順位をあげました。
29位(前年51位⤴) 佐々木大地五段
深浦九段との師弟関係で知名度高い佐々木大地五段。
各棋戦で大活躍の佐々木五段ですが、順位戦、竜王戦となかなかランクアップに結び付いていない現状を打破して欲しいですね。
ランキングの方法
調査手法
Twitter上で実施した企画「#好きな順に将棋棋士を5人書くと人気ランキング化」の結果を1位5点、2位4点、3位3点、2位2点、1位1点で集計。
実施時期
2019年12月21日~30日
調査対象
私のTwitterアカウント@misojinndayoのフォロワー約4,600人とリツイートによる拡散を見て参加した方々。
投票の傾向
最低5人の将棋棋士を知っている必要があるため
「将棋の人は藤井君とひふみんと羽生さんしか知らない」
といった一般の方やライトファンによる投票はないものと思われます。
よって、世間一般の知名度やライトファンからの支持を争うタイプの人気投票ではなく
『ある程度コアな将棋ファンによる人気ランキング』
となっておりますので、その点ご了承ください。
ランキング結果一覧
11~116位の獲得票数や総得点は以下の通りです。
【11~20位】
【21~30位】
【31~62位】
【67~93位】
【93~116位】
まとめ
皆さんランキング結果はいかがだったでしょうか?
今年は昨年度からの推移が見られなかなか興味深い結果となったのではないでしょうか??
また投票の実施時期に活躍していた棋士が上位にランクインしている傾向があり、将棋棋士の人気はやはり実力と密接に結びつくと感じられました。
人気棋士ランキングは今後も年1回実施したいと考えており、2020年版も2020年冬に実施予定ですので、ご協力頂けたら嬉しいです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
コメントなど頂けましたら幸いです。
それでは、また次の記でお会いしましょう!