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【将棋界人気NO.1は誰だ?】192名による将棋棋士人気ランキング2018 トップ10

こんにちは味噌人です。

皆さんは人気将棋棋士といえば誰が思い浮かびますか?

どの業界に置いても、プロとして活動している以上、ファンからの人気は重要な指標です。それは実績や強さが第一の将棋界においても変わりません。

現役タイトルホルダーが人気なのか、数々の実績を積み重ねたレジェンドが人気なのか、それとも強烈な個性の持ち主が人気なのか、やっぱりカッコイイ若手が人気なのか…今日の記事はそんな疑問にお答えしたいと思います!

ということで、今回は201810月にTwitter上で行った『将棋棋士人気ランキング2018』のトップ10を紹介します

藤井聡太七段は?羽生九段は?ひふみんは?

気になる将棋棋士の順位をどうぞご覧ください!!

人気ランキング

1位 羽生善治九段

【出典:将棋連盟HP】

ダントツの一番人気はやはり羽生善治九段でした。

誰もが知るスーパースターにして、将棋界唯一の国民栄誉賞受賞者であり、実績においては永世七冠資格保持者である羽生九段。

タイトル獲得数99期という圧倒的実績と将棋に対する求道者的な姿勢から、ファンからは「将棋星人」などと呼ばれることもあります。

昨年は棋聖・竜王と立て続けに失陥し無冠となってしまいましたが、タイトル100期という節目に向け再起が期待されますね。

2位 藤井猛九段

【出典:将棋連盟HP】

序盤戦術の革命家にして、竜王3連覇の実績を持つ遅れてきた羽生世代。

藤井猛九段が創造した戦法「藤井システム」は多くの将棋ファンを魅了するだけでなく、将棋界の序盤に革命を起こし、その後の多くの戦法に影響を与えました

また現在は解説やイベントにも引っ張りだこで、適度に自虐を交え笑いを取りつつ、ファン第一の分かりやすい解説をするトーク術にも定評があります。

愛称は「てんてー」「鰻屋」など

3位 豊島将之名人

【出典:将棋連盟HP】

2018年に5度目の挑戦にして初タイトルを獲得した天才棋士

幼い頃から神童として周囲の期待を一身に受け、小学生棋士、最年少名人を嘱望されながら、中々結果を残すことが出来なかった豊島名人。

初タイトルとなる棋聖獲得時に吐露した「将棋が楽しいと思えない時期もあった」という言葉は、長年のプレッシャーから開放された安堵感、タイトルを獲得した実感、将来に向けた決意など、普段あまり饒舌ではない豊島名人の思いのすべてが一言に詰め込まれたものとして、ファンの胸に深く刻まれましたね。

今年度は棋聖こそ失ったものの名人を奪取し、名実ともに棋界の顔となりましたね。

愛称は「きゅん」

4位 佐藤天彦九段

【出典:将棋連盟HP】

羽生九段を破り名人位を獲得した実力者

クラシック音楽や西洋芸術から、ファッション、インテリアに至るまで造詣が深く、若いころには獲得賞金のほとんどをファッションやインテリアに使ってしまったというエピソードもあるなど、その情熱は相当なもの。

ファンの間では貴族の愛称でも親しまれています

穏やかで人をそらさない好青年であり、解説等も非常に上手いです。

今年度は3連覇中であった名人位を失い、他棋戦でも目立った活躍が出来ていないなど苦しい時期が続いていますが、前名人としてそろそろタイトル挑戦・獲得が期待されています。

5位 藤井聡太七段

【出典:将棋連盟HP】

棋界の歴史を次々と塗り替えているスーパースター

史上最年少でのプロ入り、デビュー29連勝、中学生にして名人・竜王を倒して朝日杯獲得、高校1年生で七段昇段という圧倒的な実績から、将来羽生九段を越えることが期待される正真正銘の天才です。

常にマスコミに囲まれながらも動じない胆力を持ち、受け答えも常に冷静かつ的確と、将棋以外の側面も魅力に溢れていますね。

6位 山崎隆之八段

【出典:将棋連盟HP】

将棋フォーカスの司会者としても有名な関西の実力派棋士

棋界屈指のトーク力を持ち、常に一線をギリギリ超えてくる過激トーク、泉のように湧き出る自虐、微妙に相手を困らせてしまう絶妙ないじりなどが人気の秘訣です。

順位戦A級昇級やタイトル獲得経験こそないものの、一般棋戦での優勝回数は8回と超一流棋士と言える実績を有しています。

今年度こそはA級昇級が期待されますね。

7位 佐藤康光九段

【出典:将棋連盟HP】

現将棋連盟会長にして永世棋聖の資格を有する羽生世代を代表する大棋士

若い頃は正統派の居飛車党で、「緻密流」「1秒間に1億と3手読む男」と称される読みの深さを武器に羽生九段と鎬を削ってきましたが、徐々に棋風をモデルチェンジし、現在はその名局集が「棋書」ならぬ「奇書」、「魔道書」と呼ばれるほど奔放な指しまわしを得意とする力戦派へと変貌しました。

会長職にありながらA級棋士でもある佐藤九段の活躍を期待したいですね。

8位 木村一基九段

【出典:将棋連盟HP】

3段リーグ在籍6年、23歳でプロ入りという遅咲きの名棋士。

棋界きっての苦労人であり、タイトルを獲得したことのない棋士としては最多タイとなる挑戦6回、勝てば初タイトルとなる対局で8局連続敗北するなど、誰もが認める実力を持ちながら、後一歩で栄冠に手が届いていません。

解説名人として有名であり、その話術は棋界NO1と言われています。

今年度は王位挑戦、竜王挑戦者決定戦進出など絶好調ですし、ファンとしては悲願のタイトル獲得を見たいですね。

9位 渡辺明三冠

【出典:将棋連盟HP】

初代永世竜王、永世棋王と2つの永世称号を持つ、史上4人目の中学生棋士

羽生九段との初代永世竜王を賭けた番勝負での3連敗4連勝での防衛、王座20連覇阻止など大舞台で力を発揮する勝負師タイプですが、記録阻止役として強いヒール扱いを受けることも。

歯切れのよい明快でわかりやすい解説、ぬいぐるみ好きという意外性、深い競馬愛などその個性豊かなキャラクターから根強いファンも多いです。

昨年度は勝率・連勝の自己記録を更新しましたが、今年度も豊島名人から棋聖を奪取し、自信最多タイとなる三冠へ復帰した渡辺三冠。

今年は悲願の名人挑戦なるかが注目ですね。

10位 糸谷哲郎八段

【出典:将棋連盟HP】

若くして竜王位を獲得した異色の天才棋士。

プロ入り後に国立大阪大学へ進学、大学では哲学を専攻し修士号も取得されています。現在も哲学に関する書籍の出版やイベントへの出演など哲学への情熱は薄れていない模様ですね。

その他にも「ポケモントレーナー」「DJ」「スイーツ批評」など様々な分野に進出しており、その多彩さは将棋界屈指といえますね。

ランキングの方法

調査手法

Twitter上で実施した企画「#好きな順に棋士を5人書いても何故か誰とも一致しない説」の結果を1位5点、2位4点、3位3点、2位2点、1位1点で集計。

実施時期

2018年10月3日~7日

調査対象

私のTwitterアカウント@misojinndayoのフォロワー約4,300人とリツイートによる拡散を見て参加した方々。

投票の傾向

最低5人の将棋棋士を知っている必要があるため

「将棋の人は藤井君とひふみんと羽生さんしか知らない」

といった一般の方やライトファンによる投票はないものと思われます

よって、世間一般の知名度やライトファンからの支持を争うタイプの人気投票ではなく

『ある程度コアな将棋ファンによる人気ランキング』

となっておりますので、その点ご了承ください。

ランキング結果一覧

トップ10の獲得票数や総得点は以下の通りです。※肩書・段位は投票時のもの

まとめ

皆さんランキング結果はいかがだったでしょうか?

投票の実施時期の関係で、その当時に活躍していた棋士が上位にランクインしている傾向があり、将棋棋士の人気はやはり実力と密接に結びつくと感じられ、私にとっても興味深い結果でした。

人気棋士ランキングは今後も年1回実施したいと考えており、2019年版も秋に実施予定ですので、ご協力頂けたら嬉しいです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

コメントなど頂けましたら幸いです。

それでは、また次の記事『【藤井聡太七段がまさかの受賞!?】将棋大賞&詰将棋解答選手権 感想戦』でお会いしましょう!