こんにちは味噌人です。
今日はAbemaTV将棋チャンネルの大人気オリジナル非公式戦『AbemaTVトーナメント』の魅力のご紹介をしたいと思います。
まだ『アベマテレビトーナメント』を見たことがないという方は、是非この記事をご覧頂き過去大会や第3回大会をご覧頂ければと思います!
Contents
アベマテレビトーナメントの魅力
いきなりですが、アベマテレビトーナメントの魅力を紹介します!!
- 超早指しによるスピーディーな対局
- フィッシャールールによる壮絶な終盤戦
- タイトルホルダー含む豪華な対局者
- 思わぬ魅力が発見できる密着インタビュー
- 超早指し棋戦ならではの爆笑解説
- 見やすい時間帯による将棋ファンの盛り上がり
今日はこの6つのテーマから紹介していきたいと思います!!
アベマテレビトーナメントの概要〜フィッシャールールとは?〜
AbemaTVトーナメントはネットテレビであるAbemaTV将棋チャンネルのオリジナル番組で、将棋界の早指し王を決定戦と銘打たれて開催されている史上最大規模の非公式戦です。
『永世七冠』を達成し、国民栄誉賞も受賞した将棋界の“神”羽生善治永世七冠の着想から作られた、持ち時間が増減する「AbemaTVルール」を採用して実施されるトーナメント戦。
第1回は羽生永世七冠による発案という事で「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」というタイトルでしたが、第2回では「Inspired」以下の表記はなくなっています。
AbemaTVルール
『AbemaTVルール』では、1手指すごとに持ち時間が加算されるフィッシャールールを採用しています。
【AbemaTVルール】
- 持ち時間は5分
- 1手指すごとに5秒が加算
- 持ち時間が切れると負けとなる
- 先後は振り駒で決定
- 1回の対戦を3番勝負2勝勝ち抜き方式で勝者を決定
1局平均20分程度で対局が終了する、まさに超早指し棋戦といえる特別ルール。
フィッシャールールはチェスで用いられる事で有名ですが、非公式戦とはいえプロが多数出場する大会においてフィッシャールールが採用されるのはAbemaTVトーナメントが初です。
また公式戦ではタイトル戦の番勝負や挑戦者決定戦、一般棋戦の優勝者決定戦以外で複数対局が行われることはないため、予選から3番勝負が行われる唯一無二のトーナメントという特徴も持っています。
歴代開催状況
開催時期は一定ではありませんが、時間帯は主に日曜の夜8時から放送されています。
第1回
2018年6月17日~9月9日
毎週日曜日夜8時から放送
第2回
2018年4月28日~7月21日
主に毎週日曜日夜8時から放送
歴代優勝者・準優勝者
将棋界が誇る若き天才『藤井聡太七段』が並居るタイトルホルダー、若手強豪を撃破し2連覇を達成しています。
今後は藤井聡太七段がどこまで連覇を続けるかがひとつの焦点となりそうですね!!
第1回
【優勝】藤井聡太七段
【準優勝】佐々木勇気七段
【ベスト4】羽生善治竜王(当時)、高見泰地叡王(当時)
第2回
【優勝】藤井聡太七段
【準優勝】糸谷哲郎八段
【ベスト4】渡辺明二冠(当時)、木村一基九段
女流AbemaTVトーナメントとは?
AbemaTVトーナメントの女性版として行われているのが『女流AbemaTVトーナメント』です。
【女流AbemaTVルール】
- 持ち時間は7分
- 1手指すごとに7秒が加算
- 持ち時間が切れると負けとなる
- 先後は振り駒で決定
- 1回の対戦を3番勝負2勝勝ち抜き方式で勝者を決定
男性棋士よりも若干持ち時間等が増えた上記のルールで、事前に行われた予選会を勝ち抜いた女流棋士3名と5名の選ばれたトップ女流棋士の計8名で決勝トーナメントを行い、最速・最強女王の座を賭け、優勝が争われます。
優勝者には次回のAbemaTVトーナメントの出場権があたえられます。
第1回は女流棋界の絶対王者である『里見香奈女流四冠(当時)』を『伊藤沙恵女流二段』が破り優勝するという大波乱が起こったことでも記憶に新しいですね。
今後もAbemaTVトーナメントと共に継続的に開催されることが予想されるので、今度こそ里見香奈女流五冠が優勝するのか、それともまた誰かが阻むのかが注目されそうですね!!
超早指しによるスピーディーな対局
さて、ここからはキーワードに沿って魅力をお伝えしていきます!!
AbemaTVトーナメントはフィシャールールを用いた他に類を見ない『超早指し棋戦』です。
平均的な対局時間は1局20分ほど。
これは他の早指し棋戦と言われる銀河戦やNHK杯、JT杯、朝日杯などが終局まで1時間以上かかることと比べればその圧倒的なスピード感が伝わるかと思います。
この特別ルールのおかげで、対局の展開も超スピード。
『角換わり腰掛け銀』などの定跡形では1手指すことに加算される時間が消費時間を上回り、中盤を迎えるまでに2分近く持ち時間が増えるという、他棋戦では見られない事態も頻発します。
しかし、切れ負け将棋と違い、どれだけ時間を使っても5秒間は考える時間があることから、勝負どころでは数分間時間を使ってしっかりと読みを入れる姿も見られます。
プロがどの局面を勝負所と感じ、どのような思想で時間をコントロールするのか、そういった『プロの勝負術』が如実に表れるのが魅力ですね。
フィッシャールールによる壮絶な終盤戦
超早指しによる1手5秒となってからの壮絶なたたき合いもAbemaTVトーナメントでしか見られない魅力!!
普通はどれだけ早くても1手20秒なので、駒を動かす動作を除けばほぼ思考時間がない終盤戦における緊迫感は凄まじいものがあります。
その緊張感、切迫感はトッププロでも単純な見落としによる駒損をしてしまうほど。
時間がないギリギリの終盤戦でのプロの技、早見え早指しの極致を楽しむことが出来るのは、将棋ファンにとって最高の喜びと言えるでしょう!!
タイトルホルダー含む豪華な対局者
非公式戦でありながら、超豪華な対局者による熱戦が見られるのも大きな魅力。
第1回では羽生善治竜王(当時)、高見泰地叡王(当時)、久保利明王将(当時)と3人のタイトルホルダーが出場するなど、タイトル戦決勝トーナメントかと思わせるような充実ぶりでした。
また第2回では現在棋界最強との呼び声も高い渡辺明二冠(当時)が参戦するなど、今後開催される際も棋界を代表する顔ぶれが見られそうです!!
【第1回出場棋士】(肩書は全て当時)
- 羽生善治竜王
- 高見泰地叡王
- 久保利明王将
- 山崎隆之八段
- 橋本崇載八段
- 阿久津主税八段
- 藤井聡太七段
- 永瀬拓矢七段
- 佐々木勇気六段
- 三枚堂達也六段
- 増田康宏六段
- 近藤誠也五段
- 大橋貴洸四段
- 佐々木大地四段
【第2回出場棋士】(肩書は全て当時)
- 渡辺明二冠
- 木村一基九段
- 糸谷哲郎八段
- 藤井聡太七段
- 中村太地七段
- 佐々木勇気七段
- 菅井竜也七段
- 近藤誠也六段
- 増田康宏六段
- 八代弥六段
- 都成竜馬五段
- 佐々木大地五段
- 大橋貴洸四段
- 伊藤沙恵女流二段
思わぬ魅力が発見できる密着取材
AbemaTVトーナメントでは対局者紹介として密着取材の様子を流すんですが、正直これが超面白いです。
内容はその棋士や女流棋士の将棋への考え方や取り組みに迫る真面目で興味深いものから、少しネタに走ったものまで様々。
なかでもTwitterなどのSNSで大きな反響を呼んだのが第1回での増田康宏六段インタビュー。
内容はメチャクチャ真面目なんですが
- インタビューに美人のお母さんが登場
- 精神を鍛える筋トレの成果として腹筋を披露
- 子どもの頃の将棋大会でゲットしたベルトをいきなり着けだす
など、真摯なインタビューのなかに増田六段の誠実な人柄と天然な面白さが同居しており、このインタビューを見て増田六段のファンになった人は多いでしょう。
普段見ることが出来ない棋士・女流棋士の意外な側面が見ることが出来る密着取材…見逃せませんね!!
超早指し棋戦ならではの爆笑解説
AbemaTVトーナメントの隠れた魅力としては、超早指し棋戦ならではの適当な爆笑解説があげられます!!
もちろん解説者は各回バラバラなので、真面目に解説される先生も多いんですが、何にしろ超早指し対局ということで指し手の意味を正確に伝えることは難しく、どうしても解説というより『視聴者と同じ目線にたっての実況』『見入るあまり「へぇー」「なるほど~」と感心』という感じになりがちです。
その極致ともいうべき解説者が藤森哲也五段。
局面が終盤に差し掛かってからの『適当かついい加減かつ分かりやすくスピード感ある実況』は、まるで競馬中継を聞いているかのような錯覚に陥ります。
Twitterでも皆が『名実況』と称えるその面白さは是非一度生で見た方がよいでしょう!!
AbemaTVトーナメントを見る際には是非解説者にも注目してみてください。
見やすい時間帯による将棋ファンの盛り上がり
日曜8時からという、他の対局が行われることが少なくゆっくりと画面に迎える時間帯での開催により、SNSを中心に将棋ファンの盛り上がりがスゴイのもAbemaTVトーナメントの魅力です。
将棋の内容や結果だけでなく、前述のインタビューや解説、服装に至るまでありとあらゆる要素に注目しながらSNSが盛り上がっており、常に非日常的なお祭り感が楽しめます。
AbemaTVトーナメントを見る際には、画面に向かうだけでなく、対局の合間合間にSNSをチェックするのも面白いと思います!!
第3回AbemaTVトーナメント開催日程
この記事を書いた2019年8月20日時点ではまだ第3回開催日程は発表されていません。
ただ『AbemaTVトーナメント』開催前には出場者の予選として『女流AbemaTVトーナメント』が実施されると思われ、これまでのペースで考えるとその開催が年明けになりそうなので、『AbemaTVトーナメント』の次回開催が発表されるのは、早くとも年明けまで待つ必要がありそうですね。
また随時情報が入り次第更新します!!
まとめ
ここまで様々な魅力を書き連ねてきましたが、まだまだ語りつくせないほどの魅力が詰まっている『AbemaTVトーナメント』。
今ならAbemaTVで過去動画が一部無料配信されているので、一度ご覧になられてはいかがでしょうか!?
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
コメントなど頂けましたら幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!