第九回女流棋士の知と美レポート～プレミアムシートで楽しむ将棋イベント～

こんにちは味噌人です。

今日は先日開催された第９回女流棋士の知と美のイベントレポートをしたいと思います。

行ったことがないという方は是非このレポートをご覧いただき、次回以降の参考にして頂ければと思います！

女流棋士の知と美とは？

概要

女流棋士の知と美とは年に１～２回、新宿の紀伊國屋ホールで平日に開催される将棋イベントです。

女流棋士の対局をメインとして、解説や聞き手の棋士の先生も含めた全員でのトークショーやサイン会、写真撮影会などがあります。

開催実績

これまでの開催実績は下記のとおり。

基本的に平日夜に開催されます。

• 第9回：2019年5月20日（月）＠紀伊國屋ホール
• 第8回：2018年7月9日（月）＠紀伊國屋ホール
• 第7回：2017年12月18日（月）＠紀伊國屋ホール
• 第6回：2017年3月28日（火）＠紀伊國屋ホール
• 第5回：2016年6月29日（水）＠紀伊國屋サザンシアター
• 第4回：2015年11月2日（月）＠紀伊國屋サザンシアター
• 第3回：2015年4月29日（水・祝）＠紀伊國屋サザンシアター
• 第2回：2014年9月2日（火）＠紀伊國屋サザンシアター
• 第1回：2013年8月12日（月）＠紀伊國屋サザンシアター

イベント内容

細かな内容の違いはありますが概ね以下の流れでイベントが進みます。

1. 開場＠18時
2. 出演女流棋士・棋士によるサイン会＆販売スペースでの物販
3. 開演＠19時
4. フォトセッション
5. 出演女流棋士・棋士によるトークショー
6. 休憩
7. 女流棋士による対局
8. 感想戦
9. 閉演＠21時
10. 写真撮影会

出演女流棋士・棋士

過去の一覧はこのとおり（敬称略）

• 第9回：【対局者】山根ことみ、武富礼衣【解説・聞き手】木村一基、宮宗紫乃
• 第8回：【対局者】里見香奈、室田伊緒【解説・聞き手】藤井猛、山口恵梨子
• 第7回：【対局者】里見咲紀、山口絵美菜【解説】佐藤天彦、斎藤慎太郎
• 第6回：【対局者】香川愛生、室谷由紀【解説・聞き手】先崎学、山口恵梨子
• 第5回：【対局者】長谷川優貴、伊藤沙恵【解説・聞き手】森内俊之、中井広恵
• 第4回：【対局者】山田久美、山口恵梨子、塚田恵梨花、カロリーナ・ステチェンスカ【解説・聞き手】深浦康市、藤田綾
• 第3回：【対局者】甲斐智美、室田伊緒【解説・聞き手】佐藤康光、清水市代
• 第2回：【対局者】香川愛生、室谷由紀【解説・聞き手】森下卓、矢内理絵子
• 第1回：【対局者】上田初美、鈴木環那【解説・聞き手】島朗、矢内理絵子

【総合プロデューサー】遠山雄亮六段、北尾まどか女流二段

最多出演は山口恵梨子先生の3回ですね！！

費用・席種

第9回の例ではこのとおり。全席指定席、税込価格です。

• プレミアムシート：15,000円◆限定20席（特典付き）
• 女性専用シート ：5,000円◆限定30席（特典付き）
• 通常シート ：一般 3,500円、学生割引 3,000円

プレミアムシート・女性専用シート特典

プレミアムシート特典

• 前列指定席（1列目、2列目の中央）
• 17:00先行入場
• 物販ブースでの先行購入
• 出演棋士連署サイン色紙1枚
• ステージでの出演棋士との記念撮影（開演前）
• ステージ、バックステージ見学（開演前）
• サイン会、撮影会優先参加権

女性専用シート特典

• 中央通路側女性専用エリア指定席
• 17:30先行入場
• 物販ブースでの先行購入
• ステージ、バックステージ見学（開演前）
• サイン会、撮影会優先参加権（※プレミアムシートに次ぐ）

公式アカウント

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【お知らせ】
5月20日に開催する第九回「将棋対局～女流棋士の知と美～」のポスターデザインが出来上がりました！
チケットの発売開始までもう少々お待ちください！#知と美 pic.twitter.com/LfsDEWIWlk

— 将棋対局～女流棋士の知と美～ (@shogi_taikyoku) 2019年4月2日

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プレミアムシートを購入してみた

前置きが長くなってしまいましたが、ここからようやくイベントレポートです！！

ということで早速チケットを購入するところから。

上の説明でも書きましたが、女流棋士の知と美にチケットは第7回？からプレミアムシートと女性専用シートが出来ました。

正直女性専用シートのコスパが良すぎるため、観る将をするなら女性になることをおススメします。他のイベントでも女性限定イベント多いですし、やっぱり普及したい対象が優遇されるのは仕方ないところ…しかし、羨ましい(*_*)

私は残念ながら男なので、プレミアムシート争奪戦に参戦します。

チケット販売は平日の12時からという社会人殺しな時間なので、昼休みが始まるや否や死ぬ気で取ったところ…

なんか、ど真ん中オブど真ん中が取れました！

…意外と競合少ない？

ミュージカル鑑賞が趣味なのでそのチケット争奪戦のノリで構えてましたが、やはり将棋イベントはチケット取りは結構簡単ですね。他の人気イベントなら売り出し始めはサイトに入れませんからね((+_+))

藤井聡太7段が絡まなければ、時間通り取れば購入できないことはなさそうです。

イベントレポート

開場

プレミアムシートは一般席開場の1時間前の17時。

念のため16時45分に並び始めると、既に15人くらいの列が。

ホール前のポスターです。

当日券ありという事で少し客入りが厳しいのかなという雰囲気が…直前の宣伝もかなり頑張ってましたしね。

プレミアム特典①出演者全員との写真撮影

17時に開場すると、簡単な説明のあとすぐに出演者全員との写真撮影があるため、一旦ホール内の自分の座席に移動。

いざ座ってみると…近い！！！！

近すぎて下から見上げるようなアングルです。こんな間近で見られるのは嬉しいですね、さすがプレミアムシート！！

ちなみにこの写真は出演者全員でサイン色紙と集合写真を撮るという流れ何ですが、木村先生が遠慮して少し離れているのがポイントです。

こういう写真撮るなら棋士の先生も和服がいい気がしますね。

先生方と撮影。

これはプレミアムならではの大特典です！

写真撮影後は本日対局するスペースを見る許可も頂きました。

駒も盛り上げ駒で素晴らしいものですが、将棋盤に至ってはタイトル戦で使用されても問題ないほどの素晴らしい逸品です！！（遠山先生の受け売り）

プレミアム特典②出演者連署サイン色紙

さっきの写真で私が手に持っていたこちらがの連署色紙。

やっぱり連署色紙はテンション上がりますよね！！

出演者連署サイン色紙は物販にも売っていないのでまさにプレミアムな特典です！！

プレミアム特典③サイン会、撮影会優先参加権

プレミアムの一番の恩恵がサイン会の優先参加権。

というか、他の参加者より40分くらい早くからサイン会が始まるというだけなのですが、女流棋士の知と美は時間の関係で各先生のサインが20名限定（多分）なので、人気の先生は通常シートチケットで入場した時点で既に売り切れていたりします。

まぁ、通常シートチケットでも先頭に並んでいれば一人か二人の先生を除けば買えるんですが、先頭付近に並ぼうと思うと16時半には並んでいないといけないのであまりオススメできません(*_*)

サイン会はこのように各先生が一列に並んでいて、サインが欲しい先生のチケットだけを貰い揮毫してもらいます。2人目の先生のサインが欲しい場合は、再度チケットを貰い並びなおします。

以前までは最初に4人分のチケットを貰って、空いているところに並びながら順番に全員分のサインを貰うという事が出来たんですが、より公平性を担保するために各先生毎にチケットを配布するルールに変更したみたいですね。

個人的にはこちらの方が多くの方にサインを貰うチャンスが出来るので、良いルール変更だと思います。

私は山根先生から並びました。

主役の両先生は直前まで連署色紙に揮毫。時間に余裕があるので和気あいあいとした柔らかな空気感です。

山根先生からはイベント名物『知と美』の揮毫を頂きました。

会話はこんな感じ。

『去年ハロウィンイベント行きました～。京急将棋祭りでも指導対局並んだんですけどはずれちゃって…サイン会もやってたんですよね？油断してました((+_+))』

『そうなんです、予定になかったんですけどやることになったんですよ～。将棋やられるんですか？』

『はい、初段です。二段目指して頑張ってるんですけど中々上達しなくて…指導対局の手合いも2枚落ちなんで、早く飛香落ちやりたいんですよね』

『初段十分強いですよ。指導対局来てください、対局しましょう！！』

山根先生とお話させて頂くのは3回目ですけど、会話がほんわかして和みますね(^^)

ちょっと独特の間がありますけど、それに慣れたらかなり話していて楽しい先生です。

次は木村先生。

揮毫は『左馬』を頂きました。木村先生の揮毫といえばコレですよね！！

会話はこんな感じ。

『先生遅くなりましたけどA級おめでとうございます。あと王位リーグも応援してます。大変な勝負続きますね』

『ありがとうございます。大変な対局が続きますけど、そういう対局が出来る場に居られる事が有難いことですからね。一局一局大事にしたいです』

木村先生は初めてお話するんですけど、やはりお話が自然で上手いですね。

そして何より書が抜群です！！この左馬は家宝にします！！！

次は武富先生。

武富先生からの『知と美』頂きました。ここでしか貰えない揮毫ですからね、貴重です。

会話はこんな感じ。

『先生サウスポーなんですね』

『そうなんです～、気づきました？』

『珍しいなと思って。並んで揮毫するとき場所広く使えて良いですね。後、若いのに揮毫上手ですね』

『いや～下手ですよ。習ったことないので、ただ書いてるだけなんで』

『お上手ですよ』

『嬉しですけど、女流の先生ってみんなスゴイ上手いじゃないですか～山根先生も上手いし、連署とか緊張するんですよ～』

武富先生はとにかく明るくて会話もハキハキ、若いのにトップレベルに話しやすい先生ですね。ネット放送の聞き手が素晴らしかったので、トーク力は相当な物だと思ってましたが、想像以上です。

これからどんどん人気が出そうです。

こちらは物販での連署色紙。

数量限定なのでプレミアム以外はほぼ購入不可能です。山根先生の『山と〇〇』シリーズが欲しかったので、狙い通りの揮毫があり大満足。

通常シート入場

プレミアムシートのサインが終わったころに通常シート参加者が入場。

今回は木村先生がプレミアムと女性専用シートの参加者だけで売り切れていましたね。その他の先生もほぼ完売状態だったので、やはりサインが欲しい場合はプレミアムは必須ですね（もしくは女性専用）。

特別ブース

女流棋士の知と美は毎回協賛の商品などを特設ブーストして展示しているんですが、今回の目玉はリアルタイムバトル将棋。

その名の通り手番関係なくバンバン指せるんですが、各駒の強さに応じて動かしたあと動かせない時間があり、戦略性を高くしています。

歩や玉はすぐ動けるので、入玉狙いの棒玉が強いという噂も。

開会＆トークショー

19時になりいよいよ開会！！

こちらは最初に設けられるフォトセッションの時間で撮影した写真です。

フォトセッションタイムがあるあたり、女流棋士の装いも売りとしている女流棋士の知と美らしいですね。

両先生とも華やかな和装が美しいです。

フォトセッションが終わるとトークショーの始まりですが、スタートがいきなりリアルタイムバトル将棋というカオスな内容。

このあと将棋盤を挟む両先生がswitch片手に必死の形相です。

正直勝敗に将棋の実力はあんまり関係ない気もしますが、それでも両先生共に負けられない戦いなのか、武富先生は笑う＆叫ぶ、山根先生は無言という対照的な勝負。

結果は山根先生の勝利でした(^^)

ちなみにこのトークショーイベントは

• ３月のライオントークショー
• 佐藤天彦九段、斎藤慎太郎王座のファッションを楽しむ時間
• ローソンスイーツ食レポ

など、毎回それ相応にカオスなので今回だけ特別というわけでもありません。

前回は藤井猛九段がローソンスイーツを食べて食レポ、という謎の場面が一番盛り上がりましたからね。

トークショー本体は用意されたお題に基づいて司会の方が話を振るというオーソドックススタイル。

フリートーク一発目は木村先生のA級復帰！！

「今まではこの人は勝てそうかな〜って人がいたけど、A級は皆んな強いので、順位戦が始まらないことを祈ってます」

というぶっちゃけトークに会場は爆笑でした。

他に印象に残ったのは、武富先生が師匠の中田先生から「お酒はタイトル獲るまでダメ！！」と止められたというエピソード。

…中田先生がお酒を止めるという矛盾！！

まぁ、酸いも甘いも嚙み分けた中田先生だからこその助言かもしれないですね(*_*)

ただその後の粘り強い交渉の結果、２０歳の誕生日だけはお酒を飲む許可がおりたそうです…武富先生酒豪エピソードの序章っぽい話ですねｗ

メイン対局

トークショーの後はメイン対局！！

とは言ってもこちらは普通の対局なので感想はバッサリカットで…局面や進行に触れても仕方ないですしね(・´з`・)

ちなみに対局は武富先生の先手居飛車穴熊を山根先生が四間飛車で受け止める形になりましたが、穴熊の遠さが活きる展開となり武富先生が快勝しました。

また振り飛車負けてもうた(´；ω；`)

他には木村先生の軽妙な解説が面白かったですが、女流イベントという事で少し抑え気味な感じでしたね。

この辺りのゲストの男性棋士の立ち位置は毎回扱いが難しい所ですね。

当時名人だった佐藤天彦九段と斎藤慎太郎王座がゲスト解説だったときは、将棋ファンの誰しもが二人の対局が見たい！！となっていたでしょうし。

サインも大概は男性棋士から完売しますし、少し遠慮気味になるのは仕方ない所かもしれません。

閉会＆写真撮影会

閉会の挨拶は木村九段。

閉会後は写真撮影会です。今回は写真撮影会のチケットが最後まで余裕があったみたいですね。

写真撮影会はこのように対局者と解説・聞き手で分かれての撮影です。

もちろんチケットに余りがあれば両方と撮ることも可能。

私は山根先生と武富先生と連署色紙を持ちつつ、藤井猛九段直伝のニャーポーズでパチリ。

…まぁ、将棋イベントの恥はかき捨てっていうから|ω・)

ちなみに写真撮影会は１枚しか撮ってくれないので、映りが悪いと泣けます。

…でも強引に頼むと２枚撮ってくれるらしいです。この辺り将棋イベントらしい緩さですね(・´з`・)

ということで、これにて今回の第９回女流棋士の知と美イベントレポートは終了です！！！

合計費用

一応今回使った金額をまとめときます。

• チケット：15,000円
• サイン色紙：3,000円×３＝9000円、4,000円×１＝4,000円
• 写真撮影会：1000円

合計：2万9千円

うーん、結構使ってしまった(*´ω｀*)

まぁ、年に１、２回のイベントだし、6月のザムライイベント子供の運動会で行けないから許容範囲という事で！！

まとめ

今回の感想をまとめるとすると

こんな感じですかね。

今回は過去最高に集客厳しかったですね。超贔屓目に見て半分といった所でしょうか？

山根先生も武富先生も若くてまだ知名度が足らなかったですかね…私的には木村先生、宮宗先生も含め最高の人選なんですが、もう一人若手の人気男性棋士を呼ぶくらいしないと平日は中々埋まらないかもですね。

ただ、イベントとしては本当に素晴らしかったので、次回もプレミアムシートで参加させてもらおうと思います！！

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました！

コメントなど頂けましたら幸いです。

それでは、また次の記事『【将棋界No.1美女は誰だ！？】美人女流棋士ランキング2019』でお会いしましょう！