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【将棋ファン必見】64名が選んだ実戦で役立つ将棋格言ランキング トップ10

こんにちは味噌人です。

皆さんには将棋を指す際、頭に思い浮かべる格言はありますか?

格言というと少し古臭い型のようなもので、実戦には活用が難しい印象を持たれる方も多いと思いますが、将棋においては桂馬を打たれると『桂先の銀定跡なり』と銀で受け、両取りをかけられれば『両取り逃げるべからず』と他の手を指すなど、実戦でも役立つ格言が多くあります。

今日はそんな将棋格言の中で、将棋ファンが実戦で役に立つと思った格言をランキング化してみました!!

2019年8月にTwitter上で行った『実戦で役立つ将棋格言ランキング2019』のトップ10を紹介しますので、是非ご覧ください!!

実戦で役立つ将棋格言ランキング

位 玉は包むように寄せよ

将棋における最も重要な駒、玉を寄せる際の基本となる格言が1位の栄冠に輝きました!!

玉は全方向に移動できる強力な駒であるため、一方向からむやみに追いかけても反対方向に逃げられてしまいます。

そこで挟み撃ちなどで逃げ道をふさぐという発想が必要となってきますが、この格言はそういった将棋の基本を見事に示した至言と言えますね。

相手玉を捕まえようとする際、是非とも念頭におきたい格言ですね!!

2位 金底の歩 岩より固し

実戦でも頻出する形である『金底の歩』に関する格言が見事2位に選ばれました!!

終盤戦において飛車などの大駒が自陣に打ち込まれた際に思い出すことが多い格言。

金の一段下に歩を打つだけで一気に強固な防壁が出来上がる様子は、まさに『金底の歩 岩より固し』という格言そのものですね!!

底歩を打つことで香車などで狙われた際に歩で受けることが出来なくなるため、お互いの寄せの速度計算には注意が必要ですね。

3位 角の利きは3万回確認

初心者が見逃しやすい角筋に関する格言が3位にランクイン!!

この格言は昔からあるものではなく、Twitter上での将棋ファン同士のやり取りで使われた言葉がそのまま格言として広まったという珍しいもの。

誰もが一度は角の利きを見逃して飛車をただで取られたり、王手放置で負けた経験があると思います。

そういったミスを減らすためにも、常に意識しておきたい格言と言えますね。

4位 歩のない将棋は負け将棋

歩の重要性を示した格言が4位にランクイン。

歩は最弱の駒ですが、攻防ともになくてはならない必要な駒。

『1歩あれば相手を攻め潰せるのに』『歩があれば簡単に受かるのに』『歩がないからギリギリ相手を詰ますことができない』など持ち歩の有無が勝敗を分けることも珍しくありません。

歩の枚数や入手先を考えながら将棋をさせるようになれれば一人前とも言えますね。

特に持ち歩の有無は攻めが繋がるかどうかに直結するので、攻め始めるときに頭に入れておきたい格言ではないでしょうか?

5位 玉の早逃げ八手の得

相手の攻めが近づいてきた際、下手に持ち駒で受けるよりも、早逃げすることで玉を安全地帯へ逃がした方が手得につながる、という実戦的な格言です。

相手に攻められると受け止めることばかり考えてしまいがちですが、下手に受けることでかえって攻めが早くなってしまい、結果一方的に攻め潰されて負けてしまう経験は誰しもあると思います。

そんな時は一度この格言を思い出すことで発想を広げ『早逃げした場合どうなるか?』と考えてみると、勝率アップにつながるかもしれませんね。

6位 終盤は駒の損得より速度

終盤は大駒を取るなど駒得を目指すよりも、相手より先に玉を寄せる事が重要であると示した格言です。

たしかに駒得は重要ですが、そればかりに気を取られて玉を寄せるのが遅くなってしまうようでは、勝利はおぼつきません。

終盤で駒得を図ろうとする場合にはこの格言を思い出し、それが相手玉を寄せたり、自玉を安全にするうえで必要な手なのか考える事が重要ですね。

6位 王手は追う手

格言の意味としては『玉は包むように寄せよ』と同じです。

とりあえず王手をかけたものの捕まえきれず、相手玉を安全地帯に逃がしてしまうという経験は誰しもあるかと思いますが、そういった状況を表す格言ですね。

8位 一歩千金

格言の意味としては『歩のない将棋は負け将棋』の類義語といえます。

プロ棋士の揮毫としても良く用いられますね。

9位 端玉には端歩

格言の意味はそのままで『端にいる玉には、端歩を突いて攻めるのが有効である』というもの。

歩がぶつかっていなかったり、伸びていないと端歩を突いても間に合わないように感じる事も多いですが、一度この格言を思い出して端歩突きを検討してみると意外と上手く行くかも??

9位 桂の高跳び歩の餌食

格言の意味は『桂馬は跳ねると後ろに戻れないので、成算なく跳ねると歩に捕まってしまい損をする』ということ。

現代将棋では桂の足の速さを活かした攻めが重視される傾向にあるため、格言通り歩の餌食になりそうな局面でも攻めが繋がるという定跡も多く、少し影が薄くなっている格言かもしれません。

9位 居玉は避けよ

格言の意味は『居玉は相手に攻められやすく、こちらの攻めが上手くいっても反動が大きいので、居玉は避けてしっかりと囲った方が良い』というもの。

居玉で相手を攻め潰す『藤井システム』にような例外はありますが、アマチュアレベルではしっかり囲った方が勝ちやすいのは確かなので、駒組の際には常に気をつけたい格言と言えますね。

ランキングの方法

調査手法

Twitter上で実施した企画「#役立つと思う順に将棋格言を5つ書いたらランキング化」の結果を1位5点、2位4点、3位3点、2位2点、1位1点で集計。

実施時期

2019年7月21日~8月4日

調査対象

私のTwitterアカウント@misojinndayoのフォロワー約4,500人とリツイートによる拡散を見て参加した方々。

ランキング結果一覧

1~9位の獲得票数や総得点は以下の通りです。

まとめ

皆さんランキング結果はいかがだったでしょうか?

将棋格言は新しく増えることも少ないので順位の変動要素は少ないですが、それでもその時の将棋のトレンドを反映した結果になっていると思います。

数年に1回は同様のランキング企画を行いたいと思っておりますので、次回も是非投票ください!!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!