こんにちは味噌人です。
本日はKindleで読めるおすすめ将棋本10選+αを紹介したいと思います。
まだまだ棋書はKindleで読めるものが少ないのが現状ですが、近年発行されたものや一部の名著はkindleでどこでも気軽に読むことができます!!
是非実際にご覧いただき、棋力の向上に役立てて頂ければと思います。
Contents
Kindleで読めるおすすめ将棋本
妙手に俗手、駒余りもあり!実戦詰め筋事典
【ジャンル:終盤力強化〔詰将棋〕】
個人的評価5点
近年屈指の名著がkindleに登場!!
本書では詰将棋の『駒余りがない』という特徴を捨て去ったおかげで、従来の詰将棋本では絶対に紹介できなかったような詰み方、例えば一間龍で追っていって詰みあがるというような実戦に頻出する形が多く取り上げられています。
多くの将棋ファンから『これが欲しかった』『こういう本を待っていた』という絶賛が相次ぐ本著。
まだ発売から日が浅く知名度こそありませんが、絶対に購入すべき不朽の名著だと思います!!
3手詰将棋 将棋パワーアップシリーズ
【ジャンル:終盤力強化〔詰将棋〕】
個人的評価4.5点
浦野先生のハンドブックシリーズと双璧をなす、高橋道雄先生の詰将棋本シリーズ。
本書の特徴は『凡手』『俗手』が溢れていること。
詰将棋にありがちな華麗な捨て駒やアクロバティックな手筋は少なく、いかにも筋が悪い打ち込みからバラシて詰ませるような、実戦的な詰め筋をひたすら解くことが出来ます。
実戦で出てくる形を想定しているため、難易度は手数と比較すれば簡単なので、7手詰でも通常の詰将棋本の5手詰感覚で解くことが出来るのも特徴。
実戦に役立つ平凡な詰め筋を勉強したい方、巧緻に満ちた詰将棋に疲れた方には是非オススメな一冊です!!
精選必至200問:実戦的な傑作問題集 将棋パワーアップシリーズ
【ジャンル:終盤力強化〔必死〕】
個人的評価5点
実戦の役立つ棋書を多数輩出している高橋道雄先生渾身の一作にして、終盤力強化のお供として最適の一冊。
必至問題集はこの一冊をひたすら解けばそれで十分といえるほどの完成度を誇る大ベストセラーです。
『寄せの手筋200』のように暗記するまで繰り返し解くことが出来れば、初段間違いなしの一冊と言えるでしょう!!
全戦型対応!囲いの破り方
【ジャンル:終盤力強化〔囲い崩し〕】
個人的評価4点
囲い崩し本として最高とまでは言えないものの、これを買っておけばとりあえずは問題はないと言えるほどには優秀な本書。
囲い崩しに必要な要素が過不足なく書かれていて、初心者から有段者まで幅広い棋力の方が勉強になる一冊となっています。
Kindleで気軽に囲い崩しを勉強したいとなった場合、費用対効果から考えるとほぼこの一択といえる良著です。
必修!穴熊戦の絶対手筋105
【ジャンル:終盤力強化〔囲い崩し・守り〕】
個人的評価4.5点
これでもかというほど、穴熊尽くしの一冊。
穴熊を使う方も、穴熊攻略に苦労している方も、この一冊があれば大丈夫と言えるほど、様々なパターンを網羅しており、それでいて解説が簡単で分かりやすいという名著です。
是非購入を進めたい一冊です。
美濃囲いを極める77の手筋
【ジャンル:終盤力強化〔囲い崩し・守り〕】
個人的評価5点
こちらも美濃囲いに関する一冊。
美濃崩し200は難しすぎる!という方には、まずこちらをオススメします。
手筋本ではありますが、美濃囲いをより分かりやすく理解することに重点が置かれており、文章を追うだけでも美濃囲いの基礎知識は十分につく優れもの。
1つの局面で5つの正解がある問題など、どういう考え方でどの守り方を選ぶかなど、級位者が欲しい情報が満載のユーザーフレンドリーな一冊です!
とりあえず美濃囲いを理解したいという方には強くオススメする逸品です!!
木村一基の初級者でもわかる受けの基本
【ジャンル:手筋本〔受け方〕】
個人的評価4点
『千駄ヶ谷の受け師』こと木村九段がアマチュア、特に初級者が苦手な『受け』をわかりやすく基礎の基礎から説明した一冊。
飛車先の受け方から始まるなど、内容的に初級者向けではありますが、NHK講座にありがちな構成として後半は結構難易度が高い内容も含まれていて有段者でも十分に勉強になる一冊です。
『受け』の考え方を整理するためにも、一度は手にしたい一冊といえます。
ひと目の手筋・ひと目の端攻め
【ジャンル:手筋本】
個人的評価『手筋』3.5点
個人的評価『端攻め』4点
棋書界の一大勢力『ひと目シリーズ』から『手筋』『端攻め』をご紹介します。
本著は一問一答形式で序盤から終盤まで、将棋における頻出形で使える手筋を紹介しています。
『ひと目の手筋』では『垂れ歩』や『割うちの銀』『十字飛車』のようないかにも手筋!といったものから、飛車先の受け方まで幅広く、初級者が手に取る初めての手筋本としてうってつけな内容となっています。
また『ひと目の端攻め』は初級者が覚えておきたい基本的な手筋から、有段者でも指折り枚数を数えたくなる複雑な局面まで、パターン化して示してくれるので、読み終えれば端の攻防に自信がつくこと間違いなしの一冊です。
『ひと目シリーズ』はこのほかにも基本ハズレがないので、気になる物は購入しておいて損はないでしょう!
「次の一手」で覚える将棋・手筋シリーズ
【ジャンル:手筋本】
個人的評価4点
マイナビが送る『次の一手』で覚える将棋シリーズ。
内容は良質な次の一手問題集という以外説明のしようがありませんが、一問一答という性質上電車通勤や通学との相性がよく、問題数も多いため棋力向上のお供にもってこいのシリーズといえます。
ただ難易度はかなり高いので、末永く付き合う一冊として購入することをおススメします。
速効!振り飛車の絶対手筋105・必修!相振り戦の絶対手筋105
【ジャンル:手筋本】
個人的評価4.5点
藤井聡太七段の師匠として一躍有名となった杉本先生による珠玉の手筋問題集。
振り飛車党が抑えるべき本筋をすべて詰め込んだ一冊であり、まさに振り飛車党の必携本といえる仕上がりになっています。
基本的に杉本先生の本はすべて素晴らしい完成度なので、どれをとっても満足いくと思います。
井上慶太の居飛車は棒銀で戦え
【ジャンル:戦法解説書〔定跡書〕】
個人的評価4点
タイトルそのままの棒銀だらけの一冊。
とにかく初心者にも分かりやすく、簡単な変化も網羅しているので『以下説明は省略』といった、棋書あるあるな不親切さがありません。
私も本著を読み、棒銀だけで将棋ウォーズ初段になることが出来たので、自信を持ってオススメする一冊です!!
戸辺流こだわりのゴキゲン中飛車
【ジャンル:戦法解説書〔定跡書〕】
個人的評価4.5点
中飛車党なら迷わず買うべき名著。
戸辺先生の本らしく解説が柔らかで分かりやすいので、初級者から有段者までストレスなく内容が頭に入ってきます。
戦型も頻出型に多くページが割かれているので『昨日この形になった』『いつもこの局面で困っている』という内容が盛りだくさんです。
また『戸辺攻め』の言葉どおり、『守る・バランスを取る・様子を見る』というよりは『攻め倒す』ことに重点が置かれている点もアマチュアには嬉しいポイント。
本書を買って、中飛車で相手を圧倒しましょう!!
まとめ
皆さんの欲しい一冊は見つかりましたか?
本日紹介した棋書以外にもKindleにはまだまだ多くの棋書があるので、購入を検討されてはいかがでしょうか。
それでは、皆様の棋力向上を祈願し、この記事の結びとしたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
コメントなど頂けましたら幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!