こんにちは味噌人です。
今日は現在木村一基九段の王位獲得により広く認知され盛り上がった将棋界最年長初タイトル獲得記録について書きたいと思います!!
長きにわたるタイトル戦の歴史のなかで、どのような記録が生まれてきたか、是非ご覧ください。
最年長初タイトル獲得記録
王位のタイトルを木村一基九段が46歳で獲得したことにより変動があった、将棋最年長タイトル獲得記録。
トップ5は以下のとおり
順位 | 氏名 | 初タイトル獲得年齢 | 初獲得タイトル・通算記録 |
1位 | 木村一基九段 | 今回獲得できれば
46歳 2ヶ月 |
王位(2019年度)??
登場7回 獲得?期 |
2位 | 有吉道夫九段 | 37歳
6ヶ月 |
棋聖(1972年度後期)
登場9期 獲得1期 |
3位 | 桐山清澄九段 | 37歳
5ヶ月 |
棋王(1984年度)
登場10期 獲得4期 |
4位 | 森雞二
九段 |
36歳
3ヶ月 |
棋聖(1982年度)
登場8回 獲得2期 |
5位 | 深浦康市九段 | 35歳
7ヶ月 |
王位(2007年度)
登場8回 獲得3期 |
木村九段が王位を獲得したことにより
- 46年ぶりの最年長初タイトル獲得記録の更新
- 最年長記録を9歳大幅更新
となり、まさに将棋界の歴史を塗り変えた大偉業が達成されました!!
コンピューターソフトの発展により、ソフト研究なしではトップ戦線にとどまることが難しくなってきている昨今の将棋界においては、ベテランが苦戦する傾向にありますが、その流れに逆らい将棋界に風穴あけた事は将棋界に大きなインパクトを与えましたね。
タイトル未経験者における最多挑戦記録
木村王位は解説やフリートークが棋界屈指にうまく『解説名人』とも呼ばれる一方、その粘り強い棋風から『千駄ヶ谷の受け師』の異名も持つ非常に人気の高い棋士です。
しかし、木村王位が応援される理由としてはその話術の巧みさ将棋の強さや『おじさんの星』という年齢的なもの以外にも、王位獲得までに6回もタイトルに挑戦しながら獲得に至らなかったという点が上げられるかと思います。
特にこの1局に勝てばタイトル獲得という対局は8局あり、9回目の挑戦で念願の初タイトル獲得となった瞬間には大盤解説場などで多くのファンが涙を流しました。
そこで、参考までに現在タイトル未経験者における最多挑戦記録を下記にまとめてみました。※太字は現役
- (参考)木村一基王位:挑戦7回目で奪取
- 森下卓九段:挑戦6回
- 花村元司九段:挑戦4回
- 松田茂行九段:挑戦3回
- 丸田祐三九段:挑戦3回
- 勝浦修九段:挑戦2回
- 西村一義九段:挑戦2回
- 高島一岐代九段:挑戦2回
- 鈴木大介九段:挑戦2回
- 行方尚史八段:挑戦2回
こちらもオールドファンに馴染みのある名前が多いですね。木村王位が将棋界の歴史そのものと戦ったことが伝わります。
タイトルに複数回挑戦できるのは強者の証。
タイトル獲得こそなっていませんが、多くの実績を積み重ねた棋士を知っていただければ幸いです。
最年長タイトル挑戦・獲得記録
今回木村九段は46歳での初タイトル獲得果たしましたが、将棋界では50歳を超えてもタイトルに挑戦、獲得した記録があります。
将棋界の最年長タイトル挑戦・獲得はもちろん将棋界のレジェンド大山康晴十五世名人。
- タイトル最年長挑戦:大山康晴
(66歳11か月・棋王戦)
- タイトル最年長奪取:大山康晴
(56歳11か月・王将戦)
56歳でのタイトル獲得、66歳でのタイトル挑戦は今後破ることのできない大記録とも言われています。
現在50歳でありながらいまだトップ戦線で活躍する羽生善治九段、46歳にして名人と互角に渡り合っている木村王位らベテランがこの大記録を塗り替えることができるかも楽しみですね!!
まとめ
- 木村王位により46年&記録を9歳大幅更新
- これからの木村王位の活躍に注目!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、また次の記事でお会いいたしましょう!!