こんにちは味噌人です。
今日は4月からリニューアルされた将棋フォーカスについて、新MC陣の感想も含めて書いていきたいと思います。
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新生将棋フォーカス番組構成
4月からリニューアルした将棋フォーカス。
新MC陣を迎え、オープニングや番組のセットも大幅に変更されました。
本日4/7(日)から、毎週日曜 10:00〜 NHK Eテレ「 #将棋フォーカス 」に、4年間司会を務めた伊藤かりんから引き継ぎ向井葉月が新司会として出演します!
初回の特集は、
「向井葉月の将棋シンクロニシティ」ぜひご覧ください!! pic.twitter.com/qrfFWseCxH
— 乃木坂46 (@nogizaka46) 2019年4月7日
リニューアル前の将棋フォーカスと比べ、画面が一層明るく、華やかになった感じがしますね!!
…少し後ろの花が主張しすぎな感じもしますが。
番組の構成は以前と同じく
- オープニングトーク
- 将棋講座(菅井流やんちゃ振り飛車)
- 特集
の流れを踏襲。
初回の特集は『向井葉月の将棋シンクロニシティ』。
しばらくは新MC陣の人となりを伝えるような特集が組まれそうですね。
新MC 向井葉月について
伊藤かりんさんからのバトンタッチ
前任である乃木坂46二期生の伊藤かりんさんからバトンタッチを受ける形で新MCとなった乃木坂46三期生の向井葉月さん。
同じ乃木坂内での交代となりましたが、それは伊藤かりんさんへの高い評価があってのことでしょう。
同じく前任MCを務めた山崎先生や中村先生は複数回かりんさんが出演するアンダーライブに応援に行くほど関係性が良かったですし、その他にも大御所から若手まで多くの棋士や女流棋士とも親交が深かった伊藤かりんさん。
そのハードルを越えるのはかなり難しいことですが、向井さんもかりんさんと同じく明るく前向きな性格ですし、前例から行くと3~5年程度の任期はありそうですので、多くの経験を積んで今以上に将棋を好きになってくれたら嬉しいですね。
司会ぶりについて
早速初回放送から番組を仕切った向井さん。
感想としては
- 明るく元気なキャラクターが伝わる笑顔が良い
- 声が張れていて度胸もありそう
- 黙っていれば正統派と言われるビジュアルも〇
- 他MCとの会話も自然に返すことができるなど機転も効きそう
- やや滑舌が良くない?
こんな所でしょうか。
Twitterやネット上での肯定的な意見としては『明るい』『可愛い』『爽やか』『初々しい』などの声が多かったですね。
やや厳しめな意見としては『滑舌が悪い』『(集中すると)姿勢が悪い』というのが多かった印象です。
確かにやや滑舌は気になったのですが、これは場数をこなす内に修正されていくと思います。
同じ乃木坂で滑舌が悪い高山一実さんも全国番組のMCをやってますし、向井さんも今後の成長に期待ですね。
姿勢については後から触れますが、個人的には勝負に没頭している感じが伝わって好印象でした。
師匠について
前任のかりんさんは戸辺七段が師匠でしたが、向井さんの師匠は…
なんと中村太地七段!
引き続き将棋フォーカスに関わってくれるんですね!
勢いのある関東の若手、例えば三枚堂六段辺りが抜擢されるかなと思っていたので意外でしたが、中村七段が引き受けてくれたのは嬉しいですね。
それだけ将棋フォーカスや乃木坂に思い入れがあるんでしょうね。
将来的には
かりんさん&戸辺七段VS向井さん&中村七段
のペア将棋がイベントで見られそうですね。
今から期待です!!
特集の中では中村七段とのレッスンの様子が紹介されていましたが、
中村七段が向井さんの将棋を称して『飲み込みが早い』『天才だ』
と真顔で激賞していたのが面白かったです。
モチベーションアップにも真面目な一面が垣間見える中村七段との師弟関係にも注目ですね。
性格について
真面目で明るく猪突猛進というのがかりんさんによる向井さん評でしたが、特集では乃木坂の握手会に潜入して同期メンバーから向井さんのキャラクターについてコメントを貰うという流れに。
NHKで握手会の様子が流れると、将棋フォーカスを見ているご高齢の方々は話についていけるかドキドキしますね(*_*)
メンバーからの向井さん評は
- ムードメーカー
- 癒し系
- 明るい
と言った感じで、私たちがテレビ画面を通して受ける印象のままでした。
ただ気になったのは、早速大食いキャラにフォーカスされたこと。
新聞のインタビューでも
『丸山九段がチャーシュー追加したから注目(超要約)』
と答えるなど、危険な香りがします。
正直大食いキャラはアイドル界において諸刃の剣な気もしますが、将棋飯とのコラボ企画などプラス面もありますし上手く企画に繋がることを願っています。
棋力について
向井さんの棋力ですが、初回放送で早速都成五段と対局し
10級認定
を受けました!!
確かに飛車先を切って、大ゴマを成り込んでいくという基本は出来ていましたし、促されてはいましたが馬切りから即詰みに打ち取っていて、全くの初心者という域は脱していましたね。
【ブログ更新 向井葉月】 全国の皆様へ(将棋ファン様)(乃木坂ファン様) https://t.co/gdeP4rOBhG pic.twitter.com/91h6vY6neY
— 乃木坂46 (@nogizaka46) 2019年4月6日
ブログで上げていた上記の局面を見ても、突破はされていますが、駒の配置的におかしい所は少ないですし、初めてすぐにこれだけ指せるなら相当なセンスを感じます。
何より将棋を指す所作がなかなか様になっていて、ネット対局ばかりで駒を触らない私のようなネット初段よりも、よほどキレイな指し姿をしていたのには努力を感じました。
やっぱり真面目なんですね。
さすがかりんさんの後継者!!
やはり今後の目標しては『初段を目指す』という事になるでしょうし、アイドル活動をしながらの初段は正直かなり難しいとは思いますが、大いに可能性を感じさせる初回放送でした。
新MC 高見泰地叡王について
現在叡王戦の真っただ中の高見叡王。
初回放送ではやや猫を被っていた印象ですね。
選ばれた直後から、比較的固いNHKのスタイルとある程度フリーハンドで任せることで魅力を発揮する高見叡王の相性は良くないのでは?と言われていて、今後どこまで自分を出していけるのか、もしくはNHKではキャラを抑え大人しめで行くのか注目です。
ただ、今回は初回放送という事で、将棋ファンに馴染みのない向井さんにフォーカスを当てるためあえて抑えていたという可能性も高いので、次回からはいつも通りの積極的にボケて、自分で拾うところまでこなす高見叡王が見られるかもしれませんね。
新生フォーカス始まって早々に肩書が変わるのも切ないですし、叡王戦の防衛も頑張ってほしいところです。
新MC 都成竜馬五段について
登場早々、早速その端正なルックスに注目が集まった都成五段。
スラっとした高身長に、男前という言葉が似あう顔、穏やかな口調に、常に微笑を浮かべるその雰囲気は、やり手営業マンといった感じで、奥様方を相手に不動産や宝石を大量に売りさばいていそうなマダムキラー感がありますね。
【尊い】#都成竜馬 、師匠・谷川浩司から受け継がれた誇りhttps://t.co/xSUBeI5yKK
将棋界一のイケメン棋士が語る、師匠への感謝の言葉とは?
将棋界の「宝」なのでーー藤井七段への思いも語る。@kansaishogi pic.twitter.com/tFoPBFNrzv— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年4月1日
まぁ、インタビューで枕抱えさせられる棋界きってのイケメンですから、初回から良い印象をお茶の間に与えることが出来たと思います。
性格は生真面目という評判で、イベントなどでもトークはやや固めなんですが、それがNHKという場と妙にマッチしていて、初めてなのに結構前から出演していたような雰囲気がありましたね。
向井さんの棋力認定対局では、盤面でも会話でも上手くリードしていましたし、予想以上に番組のコンセプトに合致していて、今後一層魅力を発揮してくれそうだなと感じました。
菅井流やんちゃ振り飛車について
講師を菅井竜也七段、聞き手を鈴木環那女流二段が務める新講座ですが一言で言うと
菅井先生もっと声張って
この放送だけを見ると菅井先生が内気な人に思えるのですが、将棋ファンなら知っての通り、菅井七段はイベントや大盤解説ではむしろトークはかなり上手い部類。
当然声もバリバリ張りますし、会話の緩急もしっかりつけます。
今回は講座ということで、意識しすぎてか細い感じになってしまったかと思いますが、修正されていくと思いますので、今後に期待します。
まとめ
- リニューアルで一層明るくなった
- 新MC陣が上手く機能していた
- 向井さんは将棋も司会も適性が高そう
- 菅井先生もっと声張って
こんな感じですかね。
それぞれの成長に期待しながら、次週以降も欠かさずチェックしていきたいと思える出来でした。
今後もたまに将棋フォーカスを記事にすることがあるかと思うので、お楽しみに!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました、コメントなど頂けましたら幸いです。
それでは次の記事『名人戦前夜祭レポートin椿山荘~佐藤天彦名人と豊島将之二冠と~』でお会いしましょう!