こんにちは味噌人です。
将棋棋士であれば誰もが目指す棋界の頂点「名人」
現在もその座を巡り佐藤天彦名人と豊島将之二冠が鎬を削っていますが、そもそも名人に挑戦するためには過酷な順位戦を勝ち上がり、最高峰であるA級でトップに立つ必要があります。
スタートラインであるC級2組からA級に上がり名人に挑戦するには最短でも5年かかる長い道のりですが、今日はそんな厳しい順位戦における各組の昇級者を予想するため、2019年4~5月にTwitter上で行った『#順位戦昇級者予想2019』の結果を紹介します。
どうぞご覧ください!!
B級1組
B級1組〔昇級者2名〕、投票者は47名による予想結果は以下のとおり。
先日初タイトルとなる叡王を獲得し、一躍トップ棋士の仲間入りを果たした永瀬拓矢叡王が並居る強豪を抑え1位となりました!!
永瀬叡王は現在渡辺2冠に次いでレーティングでも2位につけており、手が付けられない強さを誇っています。1年という長丁場の中、調子を維持し一期でA級に駆け上がることが出来るか注目ですね。
2位には同じく若手タイトルホルダーである斎藤慎太郎王座がランクイン。
昨年は惜しくも3位となり昇級を逃しましたが、順位も高い今期は十分に昇級を狙えるでしょう。
また惜しくも昇級圏外となる3位には山崎隆之八段。棋戦優勝六回を誇る強豪でありながら、A級昇級経験がなくベテランとなった今、そろそろ上がっておきたいところですね。
B級2組
B級2組〔昇級者2名〕、投票者は46名による予想結果は以下のとおり。
昨年度王座を失陥し、順位戦でも涙を飲んだ中村太地七段が圧倒的な支持率でトップとなりました。
年齢的にも若手というカテゴリーから中堅となり、棋力的にも最盛期を迎えていると思われる今、勢いのある若手が上がってくる前にB級1組、そしてA級へと上がりたいところでしょう。
2位には関西の若手ホープである澤田真吾六段がランクイン。
また僅差の3位には昨期まさかの陥落となった橋本崇戴八段、4位には藤井聡太七段との直接対決を制し昇級を果たした近藤誠也六段が控えるなど、予想段階から混戦模様となっています。
下馬評通り中村太地七段が昇級を果たすのかが注目ですね。
C級1組
C級1組〔昇級者2名〕、投票者は45名による予想結果は以下のとおり。
昨期順位の差で昇級を逃した藤井聡太七段が9割を超える圧倒的な支持を得てトップとなりました。
順位が上がった今期、大本命中の大本命と言えますが、順位戦に潜む魔物を抑えつけ無事昇級を果たすかが注目されるところです。
2位には元天才・佐々木勇気七段がランクイン。
ライバルである永瀬叡王に順位戦でもタイトルでも大きく水をあけられ、元天才と呼ばれる立場となっていますが、その悔しさをバネに奮起し、現天才であることを証明できるのか楽しみなところです。
同率2位には将棋フォーカスで新MCを務めることとなった都成竜馬五段が登場。順位戦では同率となった場合、順位差で佐々木勇気七段の後塵を拝することとなるため、予想を上回ることが出来るかがポイントとなりますね。
C級2組
C級2組〔昇級者3名〕、投票者は45名による予想結果は以下のとおり。
昨年度最多勝に輝いた佐々木大地五段がトップ通過の予想。
その実力は既にトップ棋士の仲間入りを果たしていますが、人数が多く対局相手もバラバラなため波乱が多いC級2組を勝ち上がることが出来るのかが注目されます。
2位には先日叡王を失陥した高見泰地七段がランクイン。
過去のデータではタイトル経験者は必ずB級には上がっているため、タイトル獲得をフロックだと言われないためにもこの辺りで昇級を果たしたいところですね。
3位には昨年2度の若手棋戦優勝を果たした大橋貴洸が登場。
同期の藤井聡太七段に追いつくためにもC級2組を一刻も早く抜けたい所。実力は申し分ないですが、順位戦は苦戦気味なので克服できるかがポイントですね。
アンケートの方法
調査手法
Twitter上で実施した企画「#順位戦の昇級者を予想してみる」の結果を
B級1組~C級1組は1位2点、2位1点
C級2組は1位3点、2位2点、3位1点で集計。
実施時期
2019年4月27日~5月6日
調査対象
私のTwitterアカウント@misojinndayoのフォロワー約4,300人とリツイートによる拡散を見て参加した方々。
参加人数
48名
まとめ
皆さんアンケート結果はいかがだったでしょうか?
各組とも若手に人気が集まっており、新陳代謝を予想する声が大きいことがわかりますね。ベテラン勢が奮起するのか、予想通り若手が躍進するのか一年間注目してみていきたいと思います。
また、名人戦が終わり次第、名人挑戦者予想アンケートも行いますので、そちらもTwitterで協力もしくはブログをご覧いただけると幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
コメントなど頂けましたら幸いです。
それでは、また次の記事『【将棋界No.1イケメンは誰だ!?】イケメン棋士ランキング2019 11~50位』でお会いしましょう!