こんにちは味噌人です。
本日は将棋ファンへのアンケートによるおすすめ将棋漫画10選+αを紹介したいと思います。
紹介している将棋漫画は、Twitter上で行った『#将棋漫画人気ランキング2019』でトップテンに入ったものに加え、上位人気の中から私が独断と偏見で選りすぐっていますので、どれも名作中の名作と言って差し支えありません!
ランキング形式で紹介していきますので、是非ご覧ください!!
- 1人が好きな順に5名を上げ、1位を5点、2位を4点~5位を1点として集計する手法を取っています。
- 参加者は79名
Contents
将棋漫画人気ランキング
1位3月のライオン
将棋漫画ランキング栄えある1位は『3月のライオン』が輝きました!!
NHKでのアニメ化、神木隆之介さん主演での実写映画化と様々なメディアミックスもなされ一般的にも知名度の高い本作。
将棋棋士や女流棋士にもファンが多く、将棋イベントでも『3月のライオンを語りつくす!!』というトークセッションが可能になるほどの人気を誇っています。
ストーリーとしては幼い頃に両親を亡くした天才中学生棋士である主人公の葛藤や人間関係、成長を描いていて、話の内容はやや重いですが、魅力的な脇役が程よいコミカル要素を加えてくれており、程よいバランスが保たれています。
将棋はあくまで舞台装置な側面が強く、群像劇のスパイスとして効果的に使われている印象です。
また、主人公だけでなく脇役の恋愛関係にも重点がおかれており、女性も楽しめる内容ですね。(ハチミツとクローバーの作者さんなので当然ですが)
将棋漫画というだけでなく主人公の成長物語や恋愛漫画としての側面も強く、将棋に興味のない方も文句なしに楽しめる一冊です。
2位 ハチワンダイバー
2位に輝いたのは、格闘漫画の金字塔『エアマスター』の作者としてお馴染みの柴田ヨクサル先生による本格格闘将棋『ハチワンダイバー』。
濃すぎるキャラクター、メチャクチャなストーリー、細かな矛盾を吹き飛ばす圧倒的な熱量、そして作者の将棋への愛に溢れた作品で、一度この世界観に引き込まれたが最後、しばらく現実世界に戻ってこれないような凄まじい引力を持った一冊です。
絵柄や唐突な序盤展開から、喰わず嫌いをしている方もいると思いますが、そんな細かいことは一切気にならなくなるほどハマります。
とにかく面白いので、是非一度ご覧ください!!
3位 将棋めし
月刊コミックフラッパーで大人気連載中の『将棋めし』が同率3位にランクイン。
タイトルのとおり将棋棋士が対局の休憩時間に食べる『将棋めし』をテーマにした本作。
将棋漫画とグルメ漫画の2つの顔を持つため将棋に興味のない人でも読みやすい内容となっています。
また女性棋士でありタイトルホルダーである主人公の可愛さが本作の一番の魅力。
読後感も爽やかで『将棋漫画は重すぎるから…』と敬遠しがちな人に是非勧めたい一冊です!!
3位 将棋の渡辺くん
史上4人目の中学生棋士にして、初代永世竜王など数多くの輝かしき実績を持つ渡辺明3冠の奥様によるノンフィクション漫画が同率3位。
現役トッププロのリアルな日常が描かれているだけでなく、将棋界に関する様々な話題についてもプロの視点から切り込まれていて、疑問に思ったことをすぐに渡辺3冠に聞けるという棋士の妻としての羨ましすぎる特権を余すことなく活用した作品です。
女性の視点から描かれたライトな作品なので、将棋を知らない人も楽しめる内容ですが、渡辺3冠の友人である広瀬章人竜王や佐藤天彦九段、戸辺誠七段など将棋棋士の描写も多く、将棋界の話題を知るという意味で将棋ファン必見の一冊とも言えますね。
5位 ひらけ駒!
長きにわたる休載から復活を果たした『ひらけ駒!』が同率5位。
小学生である主人公と母親の将棋ライフを読者が見守るというような作品で、将棋にハマった息子とそれにあわせて少しずつ将棋に興味を持つようになる母親のリアルかつ軽妙な会話が楽しい一冊です。
将棋要素は濃くもなく、薄くもなくといった感じで、親子関係やそれに付随する日常の話が主なので将棋を一切知らなくても問題なく楽しめます。
4年近く休載していましたが、新しく最初から書き直す形で復活したので、この機会に是非最初から追いかけてみてはいかがでしょうか。
5位 月下の棋士
将棋漫画界のレジェンド『月下の棋士』が同率5位で登場。
伝説の将棋指しを祖父に持つ破天荒な主人公が将棋界に風穴を開けるという王道ストーリーでありながら、尋常でないほど濃すぎる個性を持ったキャラクターが命を削りながら戦う人間模様がメインに据えられているため、将棋を知らなくてもその圧倒的な迫力を十分に堪能できます。
将棋漫画を読むのであれば、外せない一冊を言えるでしょう。
7位 リボーンの棋士
プロになれなかった元奨励会員がアマチュアからプロを目指す本作。
テーマ自体は非常によくあるものですが、一度挫折した主人公が再起する過程の熱さ、奨励会のプレッシャーから解放され、ただただ将棋を指すのが楽しくて仕方がないといった感じの実直で好感が持てる現代では珍しいタイプの正統派主人公が魅力的です。
『将棋』漫画が読みたいのであれば、絶対に買うべき一冊です!!
8位 それでも歩は寄せてくる
将棋を題材とした学園モノのラブコメディ『それでも歩は寄せてくる』が8位にランクイン。
『からかい上手の高木さん』が好きであれば文句なしに買いの一冊です!!
ただ将棋はあくまで舞台装置なので、将棋漫画を期待して購入するとやや肩透かしをくらうかもしれません。
9位 5五の龍
将棋漫画の古典『5五の龍』が9位にランクイン。
いわゆる奨励会ものの原点に頂点といえる本作。
1970年代に連載していた作品ということもあり絵柄こそ古いものの、多くのプロに監修され丁寧に作られた棋譜、当時の将棋連盟や奨励会の様子やその厳しさ、さらには真剣師などの裏社会など本作でしか描かれていない要素も多く、今なおおすすめの一冊です。
10位 盤上の詰みと罰
『将棋めし』の作者の前作にあたる『盤上の詰みと罰』が10位にランクイン。
主人公は17歳で女流6冠という天才女流棋士…とここまでなら良くある『天才モノ』ですが、ある対局が原因で1ヶ月毎に記憶がリセットされるという記憶障害になり、プロ棋士をやめ日本全国を旅するというかなり異色のストーリーが魅力の本作。
雑誌の廃刊に伴い2巻までしかありませんが、ストーリー自体は完結しているので一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
将棋指す獣
女性プロ棋士の誕生を描く本格派将棋漫画『将棋指す獣』
奨励会3段まで勝ち上がりながら退会している過去を持つ女性主人公がアマチュアタイトル獲得から3段編入試験をえてプロを目指すという王道ストーリーで、あまり奇をてらった展開はないので、将棋漫画として密度が濃いものを読みたいという方にお勧めの一冊です。
或るアホウの一生
宗桂~飛翔の譜~
『哲也–雀聖と呼ばれた男』の作画として有名な星野泰視先生が描く本格歴史将棋漫画。
実在する江戸時代の伝説の名人を主人公に据えており、歴史物としての側面を持たせることで、同じテーマになりがちな将棋という題材を新鮮な切り口で描いています。
また棋譜は渡辺明三冠が一から作成しており、渡部三冠によるこぼれ話も読むことが出来るなど、将棋ファンにとってもたまらない本作。
哲也でもお馴染みの強烈すぎる個性をもつ悪役たちも大活躍しており、これからドンドン面白くなることうけあいのオススメの一冊です。
りゅうおうのおしごと!
大人気ライトノベル『りゅうおうのおしごと!』のコミカライズ版。
こんなレベルの低い将棋見たことがない!
ランキングの方法
調査手法
Twitter上で実施した企画「#好きな順に将棋マンガを5冊書いたらランキング化」の結果を1位5点、2位4点、3位3点、2位2点、1位1点で集計。
実施時期
2019年7月6日~13日
調査対象
私のTwitterアカウント@misojinndayoのフォロワー約4,400人とリツイートによる拡散を見て参加した方々。
投票の傾向
最低5人の将棋漫画を知っている必要があるため
「将棋漫画は3月のライオンしか知らない」
といったライトファンによる投票は少ない傾向にあります。
よって、世間一般の知名度やライトファンからの支持を争うタイプの人気投票ではなく
『ある程度コアな将棋ファン及び将棋漫画ファンによるランキング』
となっておりますので、その点ご了承ください。
ランキング結果一覧
1~10位の獲得票数や総得点は以下の通りです。
11~31位
まとめ
皆さんの欲しい一冊は見つかりましたか?
本日紹介した将棋漫画以外にも、隠れた名作はたくさんあるので、是非書店やネット等でご覧ください!!
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コメントなど頂けましたら幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!