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【豊島名人に挑戦するのは誰だ!?】A級順位戦予想アンケートまとめ@2019年度

こんにちは味噌人です。

将棋棋士であれば誰もが目指す棋界の頂点「名人」

現在もその座には豊島将之名人(王位・棋聖)が就いていますが、そもそも名人に挑戦するためには過酷な順位戦を勝ち上がり、最高峰であるA級順位戦でトップに立つ必要があります。

スタートラインであるC級2組からA級に上がり名人に挑戦するには最短でも5年かかる長い道のりですが、今日はそんな厳しい順位戦の最高峰『A級順位戦』を予想するため、2019年6月にTwitter上で行った『#A級順位戦予想2019』の結果を紹介します。

どうぞご覧ください!!

A級順位戦予想

A級順位戦〔1位=名人挑戦者〕、投票者は31名による予想結果は以下のとおり。

1位(名人挑戦者):渡辺明二冠

1位(名人挑戦者)は、昨年度鬼の住処と呼ばれるB級1組において全勝し、まさかの降級から1期でA級復帰を果たした渡辺明二冠(棋王・王将)となりました!!

渡辺二冠といえば一昨年度の大不振から奇跡の大復活を遂げ、昨年度は王将位を全勝で奪取、棋王位を広瀬竜王相手に防衛し、今年度も棋聖に挑戦、竜王位1組優勝を決めるなど手が付けられない強さを誇っています。

レーティングにおいても並居るトップ棋士を抑え1位となっており、名人挑戦候補筆頭であることは疑いのないところでしょう。

これまで名人挑戦こそありませんが、過去のA級順位戦においても大きく勝ちこすなど順位戦との相性も悪くありません。

現在の好調を維持し、悲願の名人挑戦・奪取が叶うか注目ですね。

2位:羽生善治九段

2位には将棋界のレジェンド、羽生善治九段がランクイン。

昨年は棋聖、竜王を次々とタイトルを失うという厳しい1年となりましたが、タイトル100期に向けてまだまだ老け込むわけにはいかない立場。

先日の王位挑戦者決定戦や竜王戦本選進出を決める勝負など、ここ一番で立て続けに木村九段に敗北するなど、往年の圧倒的な実力こそありませんが、それでもトップ棋士として実力は十分。

これまで相手の研究を受けて立つことが多いと評されてきましたが、先手番、後手番があらかじめ決まっている順位戦においてどのように研究を行い、戦型を選択するか興味は尽きませんね。

3位:佐藤天彦九段

3位は今年度の名人失冠の借りを返したい佐藤天彦九段

当時の豊島二冠との名人戦ではスコア・内容ともに圧倒され、良い所なく敗北を喫してしまいましたが、名人という立場から解放された今、久々のA級順位戦をどう戦うか注目されています。

元から持ち時間は長ければ長いほど良いというタイプであり、必ずしも好調とはいえない中でも、復位が期待されるところですね。

4位:広瀬章人竜王

竜王就位後やや調子を落とし気味の広瀬竜王。

しかし、昨年の竜王戦で魅せた圧倒的な終盤力・強さはまだ将棋ファンの脳裏に強く刻み込まれています。

順位戦に合わせ復調し、竜王・名人という将棋界の2大タイトルを統一出来るか注目ですね。

5位:糸谷哲郎八段

2016年の王座挑戦後すこしタイトル戦線から遠ざかっている印象ですが、同じく若くしてタイトルを獲得した広瀬先生が昨年竜王となり、それに続きたいところですね。

6位:木村一基九段

今年は竜王戦本戦出場そして昨日王位挑戦を決めるなど、40半ばにして再び全盛期を迎えた印象の木村九段。

下馬評を覆しての挑戦なるか、注目が集まっています。

7位:久保利明九段

昨年度は王将位を失いましたが、その実力はいまだ健在。A級唯一の振り飛車党として頑張ってほしいところです。

8位:佐藤康光九段

昨年度は将棋連盟会長として実務・広報・イベントと多忙を極めながらも、残留を決めた佐藤会長。その独創的で力強い将棋で、名人復位を狙いたいところですね。

9位:稲葉陽八段

昨年度から終わりの見えない不調期に入っている稲葉八段。

得意の順位戦で復調を兆しを掴みたい所ですね。

10位:三浦弘行九段

残念ながら今回のアンケートでは投票がありませんでしたが、前評判を見返したい所ですね。

アンケートの方法

調査手法

Twitter上で実施した企画「」の結果を1位3点、2位2点、3位1点で集計。

実施時期

2019年5月25日~6月8日

調査対象

私のTwitterアカウント@misojinndayoのフォロワー約4,300人とリツイートによる拡散を見て参加した方々。

参加人数

31名

まとめ

皆さんアンケート結果はいかがだったでしょうか?

このアンケートは現在の各棋士の棋戦での活躍を元に予想されていますが、順位戦は長丁場。

その中でどう好調を維持していくのか、誰にどのような研究をぶつけていくのか、棋士としての経験の厚み、勝負術が試されるところでしょう。

予想通り、渡辺二冠が挑戦を決めるのか、それとも羽生九段や佐藤天彦九段が喰らいつくのか、また広瀬竜王以下、下馬評を大きく覆しての挑戦があるのか?

年度末の答え合わせが今から楽しみですね!!

コメントなど頂けましたら幸いです。

それでは、また次の記事【将棋界で最も間近な真剣勝負】侍”将棋イベントの魅力に迫る!!でお会いしましょう!